杜仲源茶は血圧を下げるお茶ではなかったのか

350mlで204円のトクホの赤いペットボトルで「血圧が高めのかたに」ゲニポシド酸含有と表示してありましたが、小林製薬さんの公式ページでは製造終了になっています。 しかし、同じ小林製薬さんの杜仲茶で効能が謳ってない「茶色のパッケージ」のものは販売を継続しています。 2017年に突然ですがネット広告の代理店である東証一部上場の広告主を降りたのも関係があったのかもしれません。 血圧を下げるお茶として、杜仲茶とゲニポシド酸が数値改善の効果があったと消費者庁に認められて販売開始したのに終了したのは、恐らく効果がなかったからなのでしょう。 以前にトクホの大嘘と週刊新潮に2017年に掲載されたリストには色々な市販のお茶がありましたがその余波なのかもしれません。 杜仲茶が本当に血圧降下の作用があるのかどうかを検証していきましょう。

厚生労働省関連の国立健康栄養研究所では否定

杜仲茶は杜仲の葉をお茶にしたものが、40年前くらいから高血圧に効果があると言われてブームになったりしてました。 世間にはあまり知られていないことですが、杜仲には「樹皮」と「葉」の部分でそれぞれ効果や分類が全く異なっています。 樹皮の方は生薬として医薬品に分類されていて腰痛や肝臓に良いとされています。 対して「葉」の部分は健康食品扱いで、血圧を下げる効果があるお茶などとして販売されてきました。 トクホが許可したのは「杜仲の葉」の方で「血圧が高めの方に適した食品」と表示することが許可されました。 しかし、国立健康栄養研究所では世界的な臨床試験を見ても血圧低下の効果を裏付ける実験データは存在しませんと言い切ってます。


消費者庁がトクホに認定した成分はゲニポシド酸

平成27年の消費者庁のトクホの説明で「血圧が高めの方に」と表示できる成分の例として「ラクトトリペプチド、カゼインドデカペプチド、杜仲葉配糖体(ゲニポシド酸)」とあります。 成分が入っていれば全部表示許可を貰えるかというとそうではなく、各商品ごとに科学的根拠が明らかかどうかを審査しているとあります。 杜仲茶が血圧を下げるお茶としてここに名前があるということは、効果があったデータが存在したことになります。 ラクトトリペプチドという成分も調べてみるとトクホではなく、現在は機能性表示になっているのが不思議に思えます。 ゲニポシド酸という成分も調べても複雑で分からなかったのですが、お茶を飲むことで血圧が下がるというのは言い過ぎのような気がします。


杜仲茶以外で血圧を下げるお茶はあるの?

◆ ドクダミ茶

ドクダミ茶は分類として「生薬」とされていて日本薬局方にも記載があり健康食品ですが、血圧を下げるお茶として予防になるとされています。 実際に数値を下げる効果が見られたわけではないですが、未然に防ぐには良いとされている食品になります。 副作用として高カリウム血症や肝機能数値の上昇がみられるので過剰に飲むのは控えましょう。


◆ 玉露

緑茶や玉露が良いというのではなく、カフェインが多いと血圧を下げるお茶として効果があります。 理由は後述しますが、カフェインは利尿作用があり高血圧に良いとされています。 お茶で100ml中のカフェインが一番多いのが玉露になります。

 お酢が血圧を下げる15mmhg【トクホ黒酢か穀物酢】

カフェインは体内の塩分を減らし血圧低下になる

カフェインは体内の水分を排出しやすくする利尿作用があります。 尿には水分と共に血液中の塩分も一緒に含まれるので、カフェインにより体内の塩分濃度を下げる役割があることになります。 お茶が血圧を下げると言われている理由は、この利尿作用があるからです。 しかし、カフェインだけでいうと、どんなお茶よりもコーヒーの方が含有量が多いので数値を下げるだけならコーヒーの方が本当は優れているのです。 しかし、どちらも過剰摂取することで慢性的な中毒になるのでお茶やコーヒーで血圧を下げようとするのは健康にあまり良くないので、おすすめできません。


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