140mmHg以上が高血圧ガイドライン2014では基準となった

高血圧ガイドラインは5年に1度の改定で、2009年では「130/85mmHg」が基準でしたが今回は「140/90mmHg」まで血圧正常値が緩和されました。 75歳以上の後期高齢者の正常値としては「150/90mmHg」に改訂されました。 全体的に基準が緩和された背景としては、脳血管障害が高まる可能性が急激に上がるのが血圧160以上のときであることが臨床試験で分かってきたのも要因かもしれません。

高血圧ガイドライン2014は、特定非営利活動法人日本高血圧学会が生活習慣改善から医師から服薬指導まで書かれた250ページの文章で構成されています。 血圧を下げるための方法や基準、服薬の内容や他の病気との合併症の場合はどうすれば良いかの中立的な指針として書かれているものです。 現在日本では死亡率の要因で1位が喫煙で2位が高血圧であるとのことです。 下記からPDFで見ることが出来ますので参考にしてください。

参照:高血圧ガイドライン2014(PDF)

血圧を下げる方法は4つで減塩が推奨


◆ 1日6gの塩分を目標とすること

日本人の平均の塩分摂取量は10.4gで世界平均で見ても多い方です。 男女別で見ますと、2016年調査で男性が11.0gで女性が9.2gとのことです。 高血圧ガイドライン2014では減塩は世界中でも間違いなく血圧を下げる効果が証明されているとして、まずは一番の生活習慣の改善で重要なものとしております。 欧米の高血圧ガイドラインが1日の塩分を6gとしているので日本でもそれに合わせた形での発表になっています。 1日の平均摂取塩分を1g減らすと、1mmHgの血圧を下げる効果があると言われているようです。

塩分が多い食事で有名なのは「ラーメン」「うどん」「そば」の麺類とつゆを飲むことです。 麺類1杯だけで高血圧ガイドラインの推奨6gに達してしまうので、コツとしては汁スープは残すことが重要です。 麺にも塩分が入っていて且つスープも醤油なので、美味しいですが一番体には悪い食事になります。 血圧を下げる方法で簡単な食事療法は麺類を食べないという我慢が効果があるようですが、美味しいのでつい食べてしまうようです。


◆ 減量でBMI25以下

高血圧と内臓脂肪の量は関連性が高いことが証明されていて、痩せることで血圧を下げる方法になるということです。 運動を毎日30分以上と推奨されていますが、高血圧の対策ではなく脳梗塞や心筋梗塞になりにくくなるので運動しましょうということのようです。


◆ 節酒でビール中瓶1本まで

アルコールは飲んだ瞬間は血圧が下がるそうですが、継続して飲み続けると上がるようです。 飲酒量を80%減らすと僅か1~2週間で血圧が下がることが認められているようで、高血圧ガイドライン2014では1日にビール中瓶1本までが上限とのことです。


◆ 禁煙

喫煙者は仮面高血圧を発症しやすいとされています。 仮面高血圧とは病院で血圧測定すると数値は問題ないが、日中に本当はとんでもなく大きく跳ね上がっている人のことです。 喫煙者だけでなく受動喫煙者も仮面高血圧の危険があり喫煙は有害因子であります。

 最低血圧(下の血圧)が高い原因や症状

血圧測定の方法のガイドライン

◆ 病院よりも家庭で計測した値を重視する

高血圧ガイドライン2014で前回からの変更点で大きかったのが、血圧測定は病院ではなく家庭で計測したものを優先するというものでした。 家庭血圧と病院での数値を長年見比べてみて臨床試験で影響が大きかったのが家庭であったことが判明したのが理由です。 落ち着いた環境とかそういう意味ではなく、純粋に膨大なデータで有用性が大きかったためです。


◆ カフを巻く位置は心臓と同じ高さにする

カフを手首や背筋を曲げた状態で計測すると正確性が失われるので、心臓と同じ高さになるようにすることが重要です。 また寒い時期に厚手の服を着ている場合は脱いで計測するようにしましょう。


◆ 2回以上計って平均値をとる

1回だけでは信用性が低いので、1~2分後にもう1度計測して平均の値を取るようにしましょう。

高齢者の高血圧ガイドライン2014

◆ 仮面高血圧が多い

高齢者(70歳以上)の血圧の正常値は後期では150になっていますが前期は若者と同じです。 病院で計測すると問題ないが日常は数値が高い仮面高血圧が多い理由は、カフで圧迫しきれないことがあるからとのことです。 高血圧ガイドライン2014ではコロトコフ音を聞くようにして正確に計測しないと間違って低い数値が出る可能性があるといっています。


◆ 高齢者用だけ高血圧ガイドライン2017がでました

普通は5年間隔なので次回は2019年なのですが、特例的に2017年に高齢者向けの高血圧ガイドラインの発表がありました。 内容としては、血圧を下げることで引き起こす転倒や副作用があるので個々に目標値を定めましょうというものです。


 血圧を下げる一覧【食べ物や方法】20mmHgの効果


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